カーリング普及委員会

カーリングの情報や個人的感想を述べていきたいと思っています。カーリング普及の一助となれば幸いです。日本カーリング協会等とは無関係の非公式サイトです。

日本ジュニア選手権終幕

結果はこちら 男子は札幌学院大学が優勝。北海道勢としては4連覇を達成。奇しくも準優勝も4年連続で長野勢となりました。 女子はあおもりユースが悲願のV達成。北海道、長野勢に毎年阻まれて万年3位の座でしたが、地元の利も活かして全勝優勝。昨年の雪辱を果たしました。準優勝は昨年覇者の軽井沢ジュニア。

日本女子の平昌五輪出場は確実か?(駄文長文)

カーリング競技における平昌オリンピック出場権は、近2年(2016年、2017年)の世界選手権の結果で獲得するオリンピックポイントの合計ポイント上位7チームに無条件で与えられます。(開催国の韓国が上位7チームに入った場合は8位まで出場権が与えられます)

オリンピックに出場できる国数は10カ国。近4年(2014~2017年)に世界選手権へ出場した国、及びパシフィックアジア選手権3位になった国による世界最終予選が行われ、この大会の上位2カ国に出場権が与えられます。

世界選手権における獲得オリンピックポイントは以下のとおり。

1位14点

2位12点

3位10点

4位9点

5位8点

6位7点

7位6点

8位5点

9位4点

10位3点

11位2点

12位1点

2016年世界選手権の出場国獲得ポイントはというと

1位スイス14

2位日本12

3位ロシア10

4位カナダ9

5位スコットランド

6位アメリカ7

7位韓国6

8位デンマーク

9位スウェーデン

10位ドイツ3

11位フィンランド

12位イタリア1

ちなみにソチオリンピックでは、女子では開催国であるロシアが上位7カ国以内に入り、ポイント数8位であった韓国が9ポイントでオリンピック出場権を獲得しています。

ソチオリンピックのような世界選手権上位チームにほとんど動きがなければ、ボーダーラインはかなり低くなるので当確といって良いと思います。逆に下位チームが上位に食い込む、もしくは上位チームが下位に沈むような事があれば、ボーダーラインが上がり、12ポイントでもギリギリのラインになる可能性も少なからずあります。

参考までにバンクーバーオリンピック男子のオリンピックポイントがどうだったかというと

カナダ(14+12)26

スコットランド(12+14)26

ノルウェー(10+10)20

アメリカ(6+8)14

フランス(8+5)13

中国(9+4)13

ドイツ(5+7)12

注)バンクーバーオリンピックは近3年の世界選手権で獲得したポイントで出場10カ国全てを決定していたので、上記のサンプルは近2年で仮定したものです。

このケースだと7位のドイツが12ポイントとなります。同一ポイントだと直近の世界選手権の順位が優先されますので、仮にもう1カ国が12ポイントを獲得していても直近の世界選手権でドイツより上位にいなければ出場権を獲得できません。

2017年の世界選手権で日本にとって怖いのは、何度も世界選手権やオリンピックでメダルを獲得してきたスウェーデンチームでしょう。ヨーロッパ選手権では好調スコットランドに敗れたとは言え予選を8勝1敗。近年は世界選手権で苦戦していましたが、代表チームが変わって古豪復活の予感がします。今度の世界選手権では上位に食い込んでくる可能性が高いです。

仮にスウェーデンが2位に入り、それ以外のチームが同一順位であった場合、韓国と12ポイントで同一となりますが、直近大会が優先されポイントでは8位。ただ韓国は開催国であるため8位でも日本が出場権獲得となります。

まあ、それだけ12ポイントという数字はかなりデカく、最悪のケースで最終予選に回る確率としては20%程度(適当)ではないでしょうかね。0ではないけど可能性は非常に低い。韓国が連続出場というのも大きいと思います。

世界2位がまさかの・・・波乱のヨーロッパ選手権

ヨーロッパ選手権で昨季の世界選手権上位チームが苦戦を強いられています。

何といっても男子世界選手権で準優勝だったデンマークチームが2勝7敗で最下位に終わり、世界選手権出場どころか、ヨーロッパ下部グループへ転落という大波乱がおきました。

初戦のスコットランド戦は所々で良いショットを見せて快勝しただけに、上位に間違いなくくるだろうと思ったのですが、その後連敗。メンバー交代や投球順を変えたりして試行錯誤していましたが、結局最後までどうにもならなかったようです。世界選手権時とメンバーも同じなので、敗因がよくわかりません。

やぱりブラシのパッドに関するルール改正による影響なんでしょうか。

女子も世界選手権覇者のスイスチームが大苦戦。大会終盤に何とか巻き返しましたが4勝5敗で6位フィニッシュ。世界選手権の出場権は確保したものの、世界選手権にちょっと不安を残す結果となってしまいました。

と、波乱含みではあったものの結果を見ると強いチームが順当に勝ち上がった感じです。男子のスコットランドは地元開催で6位と冴えない成績なんですが、ソチオリンピックでは銀メダルですからね。よく分からないチームです。もっともオリンピックは今大会のチームでなくてマードックのチームが出場したんですが。

ヨーロッパカーリング選手権

ヨーロッパカーリング選手権が開催中です。

公式ページ こちら

男子はお馴染みのメンバー。

昨季の世界選手権の戦績から言えばノルウェースウェーデンデンマークが有力ですが、スウィープルールの改正後なだけに何とも言えません。

女子はロシアチームがお馴染みのシドロワチームでないのにはびっくりしました。

日本ジュニアカーリング選手権日程決まる

青森県カーリング部さんが日本ジュニア選手権のホームページを開設してくださいました。

こちら

残念ながら関東勢は男女共に関東中部ブロック大会で全滅。

中部の壁は厚い。

女子は軽井沢勢がやや優勢。男子は混戦模様ですね。

第25回日本ジュニア選手権

日本ジュニア選手権が11月22日から27日にかけて青森県青森市みちぎんドリームスタジアムで開催されます。

公式ページはこちら

もう出場チームは決定していると思いますので、そのうち出場チームやスケジュールも公開されると思います。

※ジュニアの年齢規定

本年6月30日時点で21歳未満。なので同学年でも出れる人と出れない人が出てきます。

PACC決勝

やりました!日本男子代表SC軽井沢クラブが、決勝で中国を破りPACCで初優勝。日本男子代表としては15年ぶりの快挙を達成しました。

また一つの壁を崩したSC軽井沢クラブの皆さん、おめでとうございます。

放送してくれた日テレG+さんも、音楽に映画「シムソンズ」のメインテーマを流してくれる辺りはいいセンスでした。

このテーマを聞いていると、日本男子が世界選手権で初メダル、そして20年ぶりの出場となるオリンピックでの快進撃を想像してしまい、何かゾクゾクしてしまいます。